首都ダカールと地方の発展の2極化がすさまじい。
日本人ボランティアが住む家の家賃を地方と比べると、2倍以上の費用がかかるのが首都です。
私は、地方に派遣されていますが、首都に派遣されているボランティアもいます。
レストランで食事をすると、どこもとにかく高いのが首都。
タクシーは3倍以上の値段がかかります。
物価が高いということは、自然とお金を稼いでる人が多く集まります。
高いビルがどんどん建設されています。
車を持つ人が多いです。
お金を稼いでいる人でないと、生活を維持することはできないのです。
ここまで車が増えることを想定していなかったことが、首都の交通渋滞から分かります。
道がいつも混雑していて、必ず渋滞が起きるのです。
それでも首都には、信号は数カ所だけしかありません。
ほとんどの大きい交差点は「ロンポワン」と呼ばれる交差点になっています。
この交差点では、車が止まることなく交差点へ入り、そのまま違う道へと出ることができます。
フランス語で、
ロン=円
ポワン=地点
「丸い地点」という意味です。
このロンポワンは、交差点のド真ん中に円いスペースがあります。
信号なし、待ち時間なしで、交差点に入ってくる車が減速し、そのロンポワンへ入っていきます。
この中は一方通行になっていて、出ていきたい道で車が出て行くというルールです。
ロンポワンは、日本では「ラウンドアバウト」と呼ばれています。
少ないですが、日本にも存在しているようです。
が、見覚えがありません。
近い存在で、駅前のロータリーが思いつきます。
さらに、セネガルの交通ルールは日本と比べるともはや「無い」ようなものです。
車線変更のときは、ウィンカーを使わず、自由自在に右左状態です。
ロンポワンの中のスキマ、スキマに車がどんどん入っていき、車が大量に溜まってつまる現象が毎日起きています。
交通ルールがほとんど機能していなく、渋滞が頻発しています。
それに比べ地方は、、
車を利用する人は限られています。
信号は完全にゼロで、渋滞は起きません。
渋滞が起きるほどの車がそもそもありません。
首都では、大量の車があふれ、将来車がさらに増えれば、道やルールが改善されない限り、渋滞はひどくなるでしょう。
これから首都ではさらにビルが建ち、車の量が増えていくと思います。
首都と地方の2極化はどんどん広がっていきます。
セネガルがどう発展していくのか注目しています。