「ここから先は裸足になってください。」
トゥーバという地域は、セネガル人のイスラム教徒にとっての聖地です。
イスラム教の行事のときには、全国から集まる場所となっています。
そこには、大きなモスケ(イスラム教徒がお祈りをする場所)があります。
セネガルで最も大きなモスケなので、
グランモスケ(大きなモスケ)と呼ばれています。
ここでは、観光目的の人が入れるようにガイドが常にいます。
ガイドの人についてもらって、モスケ内を巡ることができます。
「裸足になってください。」
と言われ、裸足になったとき、
(熱っ!)
とても耐えられる暑さではありませんでした。
「そことここのタイルでは種類が違うよ。熱くなりすぎないタイルが敷かれてるんだ。」
と言われて、2種類のタイルに乗ってみました。
(ここならなんとか暑さに耐えられる。)
敷地の中心部分の人が通るところは、熱くならないタイルが敷かれているのでした。
来ている人はみんなくつを脱いで、裸足で入っていました。
私「1周回るのにどれくらいかかりますか?」
ガイド「15分〜20分くらいだよ。」
ガイドとの話でたくさんの情報を聞くことができました。
私「建物が大きいですね。」
ガイド「一番高い建物は、87mあるよ。」
私「ここは、広い空間ですね。」
ガイド「1日に6000人来ることがあります。金曜日のお祈りの時が一番多いですね。全部で300のじゅうたんを敷きます。そこは、女性専用のお祈りスペースです。
広いですよね。500人で掃除をするんですよ。」
そのガイドの人は、
フランス語、英語、スペイン語、イタリア語でガイドができると言いました。
そして、建物をきれいに写真で撮れるポイントをこれ以上ないほどスムーズに案内してくれました。
私「どれくらいここでガイドをしているんですか?」
ガイド「もう20年になります。」
イスラム教徒じゃなく、観光で来た私でも問題なく入ることができました。
そして、しきたりを教えてくれました。
また、中心部には、イスラム教徒しか入れない部分もありました。
入ることはできませんでしたが、見せてもらうことはできました。
とても静かな場所で、
お祈りの時間を前に、早く来て座っている人たちはコーラン(イスラム教徒の書物)を読んで過ごしていました。