自分道じぶんどう

アフリカは、セネガル。青年海外協力隊。

225 海外に出るとき

セネガルに来てから、海外で暮らす日本人の人たちと会うことが増えました。

 

旅人、留学生、民間企業で働く人、インターンで働く人などです。

 

20歳の時の記憶を思い出しても、「海外で仕事をしたい」とか「海外の文化に興味がある」とか「外国語に興味がある」という感覚はありませんでした。

海外=旅行しに行く場所、くらいにしか考えていなかったはずです。

 

出会う人たちは、多くの場合、自分より若い年齢で海外へ来ています。

 

今、日本の小学校のうちから英語にふれる機会があるし、外国の生活について知る機会や調べる機会があります。

海外を意識するチャンスは増えています。

 

自分で海外を選んで、大学生などの若いうちから海外生活を送っている人はたくましく感じます。

自分で選んできているので、目的をはっきりもっている人が多いです。

そのような日本で会えない人たちから、刺激をもらっています。

 

私が海外に興味をもったのは、海外旅行でした。

その時、旅行へ行っていなかったら、今セネガルにいなかったと思います。

 

今、一時的に私の活動は、自分の家でできることに限られています。

 

コロナ対策のため、活動する小学校、教員養成校が休校となったからです。

国内全土でのことです。

 

もともと来週からセネガルでは春休みでしたが、その期間が1週間前倒しで始まる形となりました。

 

先の見えない状況ですが、自分のできることをして過ごします。

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動物たちはタフです。

日陰だけじゃなく、日向にもいるのは謎。

日陰にいたとしても過酷です。

 

ロバはじっと動かず、暑さをやり過ごしていました。

224 深い井戸

私の住む街は不安定ではありますが、水道、電気が通っている街です。

 

先日、電気がない、水道ではなく井戸の水を使っている集落へ行くことになりました。

 

井戸がある場所を訪れるのは、初めてでした。

 

そこは、砂漠の真ん中と木があるかないかくらいの違いの場所で、家が何軒かかたまっている小さい集落でした。

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井戸がありました。

その井戸の深さは、15m以上ありました。

そばに立って話をすると、その井戸の中で声が反響しました。

 

住民の家が、丘の上にありました。

井戸が、その丘の下にありました。

 

家と井戸の距離は、歩いて2、3分の距離でした。

 

水を使うには、行きは家から丘を降り、帰りは大きなバケツに入れて坂道を登って運ばなくてはなりません。

 

1回水を使うのに、相当な労力がかかることが見るだけで分かりました。

 

井戸からは、滑車で水を引き上げる仕組みになっていました。

1回引き上げるのに数分、大体3、4Lの水がくみ上げられると思います。

 

 

私は、初めて井戸から水を引き上げました。

ヒモで引き上げるため、かなり重いです。

正直な話、水を一回引き上げただけで、その水を浴びたり、飲み干したりしたくなるほどの運動でした。

 

井戸で誰かが水を引き上げると、毎回動物たちが寄ってきました。

牛とヤギがいました。

 

集落の人たちは、その動物たちのために何回も井戸から水を引き上げました。

動物たちも喉がカラカラなのです。

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動物は人を警戒して、普段は近くに寄り付きません。

ですが、水を引き上げた人が、容器に水を入れると、水に顔をつっこむほどすごい勢いで集まってきました。

人が近くにいることを気にするより、水の方が大事というわけです。

 

井戸は、砂地にあり、動物たちにあげる水と容器は何度も接触しているので、衛生面から見て厳しい環境でした。

くみ上げた水の色は濁っていて、私の感覚だと口にできない質でした。

 

坂を登った集落へ行くと、

家のわきに、大きな壺がありました。

そこにいた子供が、その壺から水をすくって、飲みました。

 

井戸から運んだ水を保存する用のつぼだと分かりました。

その水を子供たちは飲んで生活しているのです。

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この集落になぜ私が来たか。

それは、セネガルに来てから知り合いになった日本人の方の仕事の見学のためでした。

その方は、井戸のある集落に水道を作る仕事をしています。

 

この日、数年かかる水道設置事業の最終段階の仕事がありました。

井戸のある集落で水道の水が使えるようになる。その作業を見に来たのでした。

 

私にはその仕事がいかに大変なことで、住んでいる人にとってどれほど大切なことか目におさめることができました。

 

生きるためには、水が必要という当たり前だった感覚について考えた1日でした。

223 グランモスケ

「ここから先は裸足になってください。」

 

 

トゥーバとは、セネガル人のイスラム教徒にとっての聖地です。

イスラム教の行事のときには、全国から集まる場所となっています。

 

そこには、大きなモスケ(イスラム教徒がお祈りをする場所)があります。

セネガルで最も大きなモスケなので、

グランモスケ(大きなモスケ)と呼ばれています。

 

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ここでは、観光目的の人が入れるようにガイドが常にいます。

ガイドの人についてもらって、モスケ内を巡ることができます。

 

「裸足になってください。」

と言われ、裸足になったとき、

(熱っ!)

とても耐えられる暑さではありませんでした。

 

「そことここのタイルは種類が違うよ。熱くなりすぎないタイルが敷かれてるんだ。」

と言われて、2種類のタイルに乗ってみました。

(ここならなんとか暑さに耐えられる。)

 

敷地の中心部分は、人が通るところは熱くならないタイルが敷かれているのでした。

みんなくつを脱いで、裸足で入っていました。

 

私「1周回るのにどれくらいかかりますか?」

ガイド「15分〜20分くらいだよ。」

 

ガイドとの話でたくさんの情報を聞くことができました。

 

私「建物が大きいですね。」

ガイド「一番高い建物は、87mあるよ。」

 

私「ここは、広い空間ですね。」

ガイド「1日に6000人来ることがあります。金曜日のお祈りの時が一番多いですね。全部で300のじゅうたんを敷きます。そこは、女性専用のお祈りスペースです。

広いですよね。500人で掃除をするんですよ。」

 

 

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ガイドの人は、

フランス語、英語、スペイン語、イタリア語でガイドができると言いました。

そして、建物をきれいに写真で撮れるポイントをスムーズに案内してくれました。

 

私「どれくらいここでガイドをしているんですか?」

ガイド「もう20年になります。」

 

イスラム教徒じゃなくて、観光で来ても問題なく入ることができました。

しきたりを教えてくれました。

中心部には、イスラム教徒しか入れない部分もありました。

入ることはできませんでしたが、見せてもらうことはできました。

 

とても静かな場所で、

お祈りの時間を前に、早く来て座っている人たちはコーランを読んで過ごしていました。

 

イスラム教へ信仰深いセネガル人の信仰心を感じることができる場所でした。

222 ふたこと目

「こんにちは!」

といきなりセネガル人から言われることは、セネガルの地方でもよくある話です。

 

日本のあいさつを知ってる人、意外といます。

続けて、相手の口から二言(ふたこと)目の日本語が飛び出すと、

本当にレアな存在に出会ったということになります。

 

 

この間、食事をしていると、

何やらセネガル人の若い男性が近づいてきました。

 

「こんにちは!」

と声をかけてきて、

それに続いて、

ペラペラな日本語がその人の口から飛び出してきました。

 

そんな人とはすぐに仲良くなります。

その人は、日本のことが大好きと言っていました。

 

 

どうして日本語が話せるか聞いてみると、

「日本に4年住んでたから。」

さらに、住んでいた場所を聞いてみると、

「福井に住んでたよ。」

とのこと。

 

自分の人生を思い返しても福井には行ったことがありません。

 

「日本で、他のセネガル人の知り合いはいた?」

と聞くと、

「だれも。」

と答えました。

 

日本で、同じ国の人がいない環境で、日本語を習得していることが驚きでした。

その環境は、かなり大変なことが想像つくからです。

 

 

その人とひとしきり話をして、

「また、日本に来てね!」

と言って別れました。

 

日本語を話せるセネガル人とばったり街中で目の前に現れると驚きます。

たまたま会って話しただけなんだけど、嬉しくて不思議なことだと思います。

 

 

 

 

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暑さはぐんぐん上がっています。

ヤギたちは、日中、日陰でじっと暑さに耐えています。