自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

109 かもさばく

他のボランティアが卵から育てた鴨(かも)2羽を生きたまま、私の住む地域までもってきてくれました。

産まれてから5ヶ月目の鴨です。

 

命をいただきました。

つまりは、食べました。

 

セネガルに来てから、羊、豚をさばく様子を目の前で見ました。

肉を食べることのできる裏側ではこんな事が行われているのか、と頭では分かっていましたが、目の当たりにするとかなりのインパクトがあります。

 

今回は、さばき方を知っている人に教えてもらい自らさばいてみました。

 

生きている鴨の首と体を押さえ、

まずは、のど辺りの羽をむしります。

 

のどの食道の下に頸動脈(けいどうみゃく)があることを確認して、ナイフで切りました。

これを中途半端にためらってしまうとうまく切れず、鳥にとっても良いことはないそうです。

 

切った後しばらく、鴨は動いていました。

血が大量に出ると動かなくなりました。

 

鍋にお湯をはって、鴨の体をつけました。

すると、羽がむしりやすくなりました。

毛穴が広がるからだそう。

 

手作業で、ほとんどの羽をむしり終え、包丁で肉を切り分けていきました。

内臓を取り出し、食べられるレバー、ハツ(心臓)、砂肝に分けました。

体の肉を、もも肉、むね肉に切り分けました。

 

あとは、調理です。

鴨はほどよく火を通して、きれいなピンク色の鴨肉を頂きました。

身をもって命を学んだという感じです。

ありがとうの気持ちが、作業中頭にずっとありました。


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食べたときに思ったこと。

それは、生きているなぁっていうシンプルなことでした。

 

さばいて良かった。