自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

111 ンゲンテ、後編

セネガルで「ンゲンテ」とは、赤ちゃんの命名式のことです。

 

朝から夕方まで開かれた式の会場にいたのは男性陣のみでした。

 

女性陣はというと、この間料理をしていました。

セネガルでは、家の仕事がはっきりと分担されています。

私がホームステイしたときに分かりましたが、掃除や料理は女性の仕事というのがセネガルの当たり前です。

 

「奥で料理してるから見てきな!」

と言われたので、見学させてもらいました。


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デカイ鍋が何個もあって、大量の料理を作っていました。

かき混ぜるための大きいおたまを持たせてもらいました。

もはや、力仕事でした。

子供たちもいて、人がごった返していました。

 

午前のご飯を作り終えるとすぐに昼ご飯の準備が始まりました。


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とんでもない量の米をといで、炊いていました。

炊くときに、真ん中に唐辛子を置いているのを発見しました。

セネガルのとんでもなく辛い唐辛子です。

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完成品はこちら。

油が大量投入して作られていますが、美味!

手づかみでいきました。

 

全然顔を見ることができなかった主役の赤ちゃんを見に行くと、胸に抱かせてもらえました。

主役に会えて大満足です。

 

式のある日の流れ。

いつの間にか始まり、赤ちゃんへ命名、待ち時間、飯、待ち時間、また飯、休憩、といった流れで1日が過ぎました。

 

式はゆる〜く進んだけど、赤ちゃんのためにこれだけの人が集まり、動くということが分かりました。

赤ちゃんの新しい命を重んじる儀式なのだと感じました。

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食事後の男だけのトランプ。

そもそもトランプを持っていたことが意外でした。

そして、みんなが遊んでいるゲームの展開が早すぎて、遊びのルールがつかみきれませんでした。

 

1人の人が対戦成績表を書いていたので、

「お金を賭けているの?」と聞くと、

「お金は賭けていない。順位をつけているんだ。」

と、純粋に勝負を楽しんでいました。