自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

122 にんじん

3月といえば、日本は年度末ですね。

日本では、春に向け暖かくなっていきます。

セネガルでは、40℃を超える日がでてきました。

 

セネガルでは1月〜3月が2学期。

というわけで今は、2学期末ということになります。

学期の終わりには各学年でテストがあります。

テスト前に、先生が子供たちから1人あたり100フラン(20円)を集めていたので理由を尋ねました。

 

「1学期は学校のお金でテストを作ったけど、2・3学期は、子供から集金して紙を買ってテストを作るんだ。」と言っていました。

使えるお金はかなり限られているようです。

 

普段、授業でプリントを配るということはありません。

紙が貴重と考えられています。

授業中、子供は黒板に書かれた問題を解くことがほとんどです。

 

学期末テストはフランス語と算数がメインですが、その他教科もあります。

図工では、フランス語のテストの裏に、

【あなたの選んだ野菜を一つ描きましょう】

というお題でした。

 

担任の先生が私に「黒板に、にんじんを描いてくれない?」とお願いしてきたので、黒板に書きました。

子供たちがまねして黒板のにんじんを描きました。

これじゃあ【あなたの選んだ野菜】じゃなくなるのに。

 

子供たちは絵を描き慣れていないので自信がない子が多くいる印象でした。

「下手だから描きたくない。」と言う子には、

「下手でもいいんだよ。」と言って回りました。

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全員がにんじんを描いて、テスト終了。

学校は約2週間の休みに入ります。