自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

132 円を描く

「円」を描く授業をしました。

これは、2年生の授業です。

 

コンパスは使わず、円い形を使い、なぞって円を描くという活動です。

学校には教材がないので、自分で探すことから始めなくてはなりませんでした。

 

授業のはじめ、

「円を描くための円い物って教室にない?」と聞くと、

「あった!」と言って、

子供は「ペットボトルのキャップ。」「蓋のついた容れ物。」と答えました。

 

授業の前に、

約60人全員にそれぞれ1つ以上の円い物を用意しようと思い、かき集めておきました。

キャップは、何かに使うと思って今まで溜めていた分がありました。

大きい円を描くのに、商店でほこりを被っていたコップの蓋を大量に買いました。

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子供たちに円い物を配ると、うれしそうにイキイキしていました。

そして、ノートに、円の描き方を練習させました。

 

端っこがくっついている2つの円。

重なり合っている2つの円。

大きい円の中にある小さな円。

 

そして、

「自由に円を組み合わせて描こう。」

と、自由な活動の時間にしました。

 

セネガルの授業の中で、自由に活動するという場面はほとんど0です。

とにかく「受け身 」に慣れてしまっています。

教えたことからはみ出さないことが、子供たちはすっかり慣れてしまっていることが見ていて分かります。

自由に描くことに慣れていないのです。

楽しみながら、円を描いていました。

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出来た円は、教室に貼りました。

作ったものを貼ることも、子供たちはうれしそうでした。