ルーマとは「移動市」のことです。
移動市は、広〜い土地に各地から商人が集まり、週に1回開かれています。
この移動市は、発展している地域では開かれません。
あまり発展していない地方で開かれています。
私は初めて行きました。
大部分は家畜を売りに来ている商人でした。
馬車に乗って市場へ向かいました。
何にもない砂だけが広がるひらけた場所でした。
大量の人が行き来するので、一方通行の道が出来ていて、出る人と入る人の道が決まっていました。そのおかげで、人々の出入りはスムーズでした。
動物がどこを見てもいる状態で、控えめに言ってカオスでした。
ロバ
羊・ヤギ
牛
歩いていると、
「どれがほしい?」
とすぐ聞かれました。
奥へ進んでいくと日用品売り場もありましたが、普段見ないものも売られていました。
広告に使われたと思われるとんでもなくでかいシートです。
商品なのにでかすぎるからみんなその上を歩く、という面白い売り場でした。
触ってみると結構丈夫そうなシートだったので、セネガル人のことだから何か工夫してうまく使うんだろうなと思いました。
豪快な肉売り場もありました。
見ごたえ抜群の市場です。
ここの地域にはレアアイテムが売られている店がありました。
それはチーズです。
手作りで売っているチーズはセネガルで見たことがありませんでした。
味は、素材の味を生かした素朴なプレーン味です。
食べ始めると手が止まらなくなりました。
初めて行く地域には知らない一面がまだまだ隠れています。