自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

159 第2婦人

マリアージュとは「結婚」のことです。

そして、セネガルは一夫多妻制です。

 

男性で、奥さんが2、3人いる人は結構います。

最大4人まで奥さんをもつことができるそうです。

 

前に1度だけ4人の奥さんをもつ男性と会いました。

子供が12人いると言っていました。

セネガルでは子沢山な家庭はたくさんあります。

 

「結婚しているのか?」

あいさつがてら、よくされる質問です。

「してない。」

と答えます。

「よし、俺が紹介してやろう。」

と大抵のセネガル人が言ってきます。

 

そして、その場にたまたまいる女性を、

「どう思う?この子どうよ?」

と言ってくることがよくあります。

「いいねぇ!」とノリで言っても、

「う〜ん、機会があれば!」と言っても、

どちらにせよ、なんだか良い反応はされません。

 

セネガル人男性は、日本人女性のことが好きです。

「俺の第2婦人として、日本人女性を紹介してくれ。」

というセリフを何回言われたことか。

 

昼ご飯を食べに、セネガル人の友達の家に訪ねたときのことです。

人だかりがあり、すぐにイベントだということが分かりました。

それは、結婚式でした。

 

「弟の結婚式が今日なんだ。」

と言われました。

新郎は、友達や親戚、近所の人と、ござの上でおしゃべりをしていました。

新婦はどこか外周りに行っていたようで、みんなは新婦が戻ってくるのを待っていました。

しばらくすると、

全員がその家の敷地内で、歌を歌ってダンスを踊りはじめました。

会場は、テンションが高く、もはやライブ会場です。

ほとんどが女性。

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すると、外回りを終えて帰ってきた新婦が登場しました。

 

行事やイベントの際、女性はとっておきの化粧をします。

セネガル式の化粧は、まゆげをこれでもかと濃く書きます。

劇画チックの漫画並に。

 

新婦が合流して、ひとしきり歌やダンスを踊っていました。

その後、新郎と新婦が私のところへ来て、写真を撮りました。

新婦はいつもよりもゴージャスな服をまとっていましたが、新郎は普通のポロシャツを着ていました。

このギャップはなんなのだろうと全く分かりませんでした。

 

「夜22時くらいまで続くんだ。見ていったら?」

と昼に言われましたが、帰ることにしました。

帰ろうとすると、

「これから2回目の昼ご飯があるんだ。食べていきな!」

と言われました。

すでにお腹がパンパンだったので、

「また来るね。」

と言って帰りました。

 

赤ちゃんの命名式「ンゲンテ」と同じく、結婚式は待ち時間が長く、スケジュールがあいまいなまま進んいきました。

だけど、みんなで楽しく過ごすことを第一に考えているような雰囲気がありました。

私はリラックスして参加し、楽しい結婚式の雰囲気を味わうことができました。

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