自分道じぶんどう

アフリカは、セネガル。青年海外協力隊。

169 手から離れるもの

最近、毎日、雨が降っています。

 

洗濯物を干すタイミングが難しい。

晴れ→ゲリラ豪雨のパターン、が多いから先が読めません。

 

去年からの心の変化。

 

去年:今干したばっかりなのに、雨が降って来たわぁ!

           仕方ない、取りこむか。

 

今 :今干したばっかりなのに、雨が降って来たわぁ!

   干しときゃ、いつか乾くでしょ!

 

先が読めないなら、自分が好きなタイミングで洗濯するだけです。

 

取りこむのが面倒、じゃなくて、

部屋干しした後の「生乾き」のにおいがきつい、と理由が勝ちます。

 

それなら、雨に濡れた後に乾いた方がまし、という判断です。

 

 

 

さて、私が通っている養成校は、毎日、先生になるための学生が通っています。

学生だけで、300人います。

 

今年に入ってから、学校の中にゴミ箱が設置されました。

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前は、1コだけ置いてありました。

 

今は、10コ以上設置されました。

(どんだけ増やすんだ)と思いましたが、(少ないよりいいか)と思いました。

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セネガルでは、ゴミはその場で捨てるという常識があります。

この国では、常識といえるレベルでしょう。

 

私「このゴミ、どこに捨てればいい?」

セネガル人「そこ。(地面を指差す)」

私「・・・。」

 

生活を一緒にしていると、「ごみは手から離れるもの」に見えてきます。

 

お菓子のプラスチックの袋は、中身がなくなった瞬間に手から離れています。

飲み終わった空き缶は、歩く手の動きに合わせて手から離れ、空中を舞います。

堅めの厚い紙は、子供が手遊びでちぎり、細かくなって、飽きたら、手から離れます。

 

見ていると、捨てているという感覚はないのです。

手から離れる、という感覚に見えるのです。

 

タクシーに乗っていれば、窓から外へ出されます。

大きいバスに乗っていれば、床に放置します。

 

では、ゴミ箱が設置された養成校ではどうか?

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正解は「ゴミ箱が目の前にあるのに、半分くらいの人は、関係なく地面に捨てる」です。

 

ゴミ箱の周りに、コーヒーを飲んだ後のプラスチックカップや空き缶が散らかっています。

 

ピンポイントで目の前に現れたら入れる、くらいの感覚だと思います。

 

 

前に、小学校の授業で先生が、

「ゴミをその辺に捨てるのは、いいことでしょうか?いいえ、ゴミはゴミ箱に捨てるのが正しいです。」と子供に教えていました。

 

しかし、小学校の先生だろうと、お菓子の袋は校庭にポイポイ捨てています。

守ることができていない人が教えることに、説得力はありません。

 

「ゴミ箱が設置されて環境が変わった」けど、

「〜だから、ゴミ箱に捨てましょう」という教育がなされなければ、効果は薄いことが、毎日の様子を見ていて分かります。

 

ここは、焼却炉が1つもない街。

集められたゴミの行き先は、結局、ゴミが集められている場所です。

 

その中で、ゴミ箱に捨てることが大事だよね、と共通認識をもつことはできるのか、答えは出ません。