日本からセネガルに来た時、私のスーツケースには「日本食」は何も入れてきませんでした。
セネガルで久しぶりの日本食に出くわすと、かなりの喜びが味わえます。
私のセネガル生活の中で1番の興奮は「納豆」に出くわした時でした。
ボランティアが首都ダカールへ集まる時は、日本人ボランティアがみんなで泊まる家、ドミトリーと呼ばれる場所があります。
そこには2つの冷蔵庫があります。
1つは個人の買ってきたものを入れる冷蔵庫。
もう1つは、そこに入っているものなら誰でも食べてもいい共有冷蔵庫。
共有冷蔵庫の方に、なんと納豆3パックが入っていたことがありました。
「納豆が入ってる!」と衝撃が走りました。
私は1パック幸運にももらうことができ、4時間かけて私の住むルーガへ持ち帰り、それは大事に大事に、納豆ご飯にして食べました。
セネガル内で納豆はどこにも売っていないので、セネガルでは相当なレアアイテムです。
誰がどう仕入れたかは謎でした。
時々、日本人のネットワーク内で日本食をもらうということがあります。
味噌、ほんだし、中濃ソース、醤油
きなこ、白玉、あずき、日本酒、梅酒
駄菓子(蒲焼きさん太郎、タラタラしてんじゃね〜よ)
などなど。
最近、私はマルちゃん正麺をもらいました。
日本のラーメンももちろんレアアイテムです。
セネガルではラーメン屋などないので、スパゲティを重曹で中華麺に変えてラーメンを作ったり、小麦粉とキャベツでお好み焼きを作ったりして、日本を感じています。
たまににもらうことがあり、私にとってそれは最高の楽しみになります。
早朝の屋上に近付いても逃げない鳥がいました。
自分の居場所みたいな構えだったので、今度また居るかまた見てみようと思います。