自分道じぶんどう

アフリカは、セネガル。青年海外協力隊。

183 水のために

朝がほんのちょっとだけ涼しくなりました。

 

13日に雨が降ってからは、雨が降っていません。乾季に入ったのでしょうか。

 

雨の日に見た光景です。 

雨が降る前、ほとんどの場合、強い風が吹きはじめ「今から降るぞ。」的な空気になります。

ある程度察知できます。

そして、ゲリラ豪雨のように雨が降り注ぎます。

 

その日、雨が降った時に外にいました。

近くのセネガル人の家に雨宿りをさせてもらっていました。

雨が弱まったので、家に向かうことにしました。

 

自宅まで来ました。

私の家は、この街では数少ないマンションです。

屋上には、雨が降った時のために、水が流れるような仕組みになっています。

雨が降ると、マンションの屋上(4階)から1階までの高さで、水が小さい滝のように落ちて行くようになっています。

 

タリべの子供たちが集まっていました。

 

yuta7watanabe.hatenablog.com

 

彼らは、上半身裸になり、半ズボンジャージをはいたまま、屋上から落ちてくる雨の滝を頭から被っていました。

水遊びではなく、体の汚れを落とすため、というのが見て分かりました。

おそらく、彼らの見た目から、普段、水浴びができない環境にあるということが推測できます。 

初めて見たことでした。

 

街を歩いていても、家の敷地外に蛇口が付いている所はありません。

公園という存在はありません。

学校の蛇口には鍵がかけられ、学校自体も門に鍵がかけられます。

 

日中、外を歩いているタリべの子供たちが水を手に入れるためには、

「もらう」という手段しかないのです。

この子たちは、昼前、日陰のある家の床の邪魔にならないところで、寝ているのをよく見かけます。何も敷かずに、硬い地面に寝ているのです。

 

 

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タリべは、みんなこのような容器を持って生活しています。

この間、

「水が欲しい。」と言ってきた子がいました。

私は、タリべが持っている食べ物の空の容器に、水を注ぎました。

飲む子しか見たことなかったので、その水は飲むと思いました。

だけどその子は、

その容器を洗いはじめました。

 

容器には、油の多いセネガル料理を直で入れることがあるし、砂も一日中舞っているので、確かによごれるはずです。

(そうか、容器を洗う水も手に入らないのか。)

と思いました。

飲み水でさえ手に入れるのが大変なのに、容器を洗う水も同時に手に入れるのが大変なことが分かりました。

 

一番タフに生きているのは、タリべの子供たちだと思いました。

 

このような小学校へ通えない子供たちがたくさん街にあふれています。