「乾季」に入りました。
文字通り一気に乾燥し始めました。
夜寝て朝目が覚めると、のどがからっからです。
2ヶ月前に芽が出た植物は、すっかり大きくなりました。
いんげん豆です。
日本だと、棒を立てて縦に伸びていくイメージですが、棒などないので、上に伸びません。
セネガルにしては珍しく、列を意識して植えられている場所です。
いつも通る道を歩いていると、おばあちゃんが何やら収穫をしていました。
広すぎる土地なので、どこが誰の土地だか全く分かりません。
おばあちゃんに、
「何をとっているんですか?」
と言い近づくと、とった豆を見せてくれました。
「(土に豆を埋めながら)こんな風に埋めたんだよ。」
と言ったので、この人の手で植えたものだと分かりました。
「豆の違いがあるだろう。」
と言って、中身を出して、手に乗っけて見せてくれました。
「そっちにはビサップ(ハイビスカス)があるよ。こっちが赤で、あれが白だよ。」
ということも教えてくれました。
遠目に見ると、全部同じような緑の風景だったものが、近づいてみると育ったあとの違いがよく分かりました。
砂漠みたいな土地と雨だけでよくここまで育つよなと植物のすごさを感じました。
まぁしかしおばあちゃん。
腰を90°に曲げて、炎天下1人で収穫するのは大変な作業です。
優しいおばあちゃんは、暑さに負けないそれはそれはタフなおばあちゃんでした。