自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

196 手話

セネガル人の友達と私は話をしていました。

その人の仕事場である服の仕立て屋に、来客がありました。

 

そのお客さんは握手した後、笑顔いっぱいでグッドポーズを見せてきました。

言葉を何も言いませんでした。

(あれっ?)と思いました。

友達とそのお客さんの様子を見ると、その人は耳が聞こえていないのだと分かりました。

 

私の友達は、そのお客さん(お年寄りの方)に対して手話で対応していました。

手話っぽくはあるのですが、ほとんどジェスチャーのような手話でした。

物を指差して何か伝えようとしている回数が多かったです。

二人は慣れているようで、それなりに伝わっている感じに見えました。

 

セネガルで初めての手話で会話しているところを見ました。

日本の手話とは違うということははっきり分かりました。

 

日本とセネガルの文化の違いについて、私が質問をされることがあります。

子供と話していて、

「日本人は、食べるときスプーンじゃなくて棒みたいなのを使うんでしょ?」

と言われました。

(へぇそんなことを知っているのかぁ。)

 

セネガルでも使ってるよ。」

と教えました。

私は日本から自分の箸を持ってきましたので、家ではよく使います。

やはり必須アイテムです。

 

日本の色々なことを聞かれたときに、

「何でそのことを知ったの?」と聞くと大体の人は、

「テレビ!」とか、

「学校で習った!」と答えます。

 

お互いに知らない文化があると、知りたくなるものです。

 

 

朝、静かな近所が、ざわざわと騒がしくなりました。

何かと思って振り向くと、馬が単独でかなり早めにダッシュしてきました。

みんな馬を避けていたところでした。

馬だけでその辺を動いていることはなく、飼い主と一緒にいる場合しかありません。

この時は飼い主から逃げて、好きに走っていたのでした。

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馬を見てると、後ろから飼い主が来て、

「待ってくれ〜。」と追いかけてきました。

 

それでもしばらく、馬は飼い主から逃げて走っていきました。

だいぶ遠くの方まで馬は逃げて行ったので、そのまま見届けました。

 

飼い主の足よりも格段に速かった。