セネガル人の友達と私は話をしていました。
その人の仕事場である服の仕立て屋に、来客がありました。
そのお客さんは握手した後、笑顔いっぱいでグッドポーズを見せてきました。
言葉を何も言いませんでした。
(あれっ?)と思いました。
友達とそのお客さんの様子を見ると、その人は耳が聞こえていないのだと分かりました。
私の友達は、そのお客さん(お年寄りの方)に対して手話で対応していました。
手話っぽくはあるのですが、ほとんどジェスチャーのような手話でした。
物を指差して何か伝えようとしている回数が多かったです。
二人は慣れているようで、それなりに伝わっている感じに見えました。
セネガルで初めての手話で会話しているところを見ました。
日本の手話とは違うということははっきり分かりました。
日本とセネガルの文化の違いについて、私が質問をされることがあります。
子供と話していて、
「日本人は、食べるときスプーンじゃなくて棒みたいなのを使うんでしょ?」
と言われました。
(へぇそんなことを知っているのかぁ。)
「セネガルでも使ってるよ。」
と教えました。
私は日本から自分の箸を持ってきましたので、家ではよく使います。
やはり必須アイテムです。
日本の色々なことを聞かれたときに、
「何でそのことを知ったの?」と聞くと大体の人は、
「テレビ!」とか、
「学校で習った!」と答えます。
お互いに知らない文化があると、知りたくなるものです。
朝、静かな近所が、ざわざわと騒がしくなりました。
何かと思って振り向くと、馬が単独でかなり早めにダッシュしてきました。
みんな馬を避けていたところでした。
馬だけでその辺を動いていることはなく、飼い主と一緒にいる場合しかありません。
この時は飼い主から逃げて、好きに走っていたのでした。
馬を見てると、後ろから飼い主が来て、
「待ってくれ〜。」と追いかけてきました。
それでもしばらく、馬は飼い主から逃げて走っていきました。
だいぶ遠くの方まで馬は逃げて行ったので、そのまま見届けました。
飼い主の足よりも格段に速かった。