自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

197 ファサ

タクシーに乗っていた時、

目の前の席の女性が寝て、その女性の頭が後ろにいた私の方にガクッと倒れました。

 

ファサ…

 

女性の髪の毛のカタマリが落ちてきました。

首が取れたか、と一瞬思ったくらいでした。

 

その正体、「かつら」です。

 

私は、その手に取ったかつらを前の女性に返しました。

女性は、かつらが取れた時に目を覚ましたようです。

渡すと、

「ありがとう。」と言って、

落ちないようにビニール袋に収納しましたとさ。

f:id:yuta7watanabe:20191210040746j:plain

セネガルでは、かつらの存在はとても身近です。

よく女性が着けています。

もはや帽子となんら変わりないアイテムなのです。

生活していて、人がいる前でも平気で取ることはザラです。

 

セネガル人のほとんどの人の髪は細かくカールしています。

なので、編みこみヘアが主流です。

そして、それはとても似合います。

 

だから、ロングのストレートヘアのかつらを被った見た目は、最初、見慣れませんでした。

見慣れてくると、似合う人もたくさんいます。

帽子感覚でかぶるかつらは、とても気楽な存在です。

 

この間、一緒に働いているいつもジャージの先生が、

きれいなセネガル生地の服を着て、化粧して、かつらを被っていたので別人に見えました。

遠くにいた時、新しい先生かと思ったので、

「あれは、誰?。」

とついだまされて質問してしまいました。

そのあと笑われました。

 

髪型で印象がガラッと変わります。

しかも暑い時は自由に脱ぐかつらなので、日本での使われ方とは大きく違います。

日本人のようなストレートの髪質の人にセネガル人はとても興味を示します。

特に、子供たちは私の髪が気になるようで勝手に触ってきます。 

 

セネガルの男の人はというと、ほぼみんなが坊主です。

床屋は、家の近くだけでも何軒かあります。

カミソリで剃っていくスタイルです。

剃り込みを入れてデザインしている人もいます。

床屋のおっちゃんは、剃っていく様子を見せてくれました。

f:id:yuta7watanabe:20191210040716j:plain
f:id:yuta7watanabe:20191210040853j:plain

 ヘアカタログ代わりのポスターがあります。

f:id:yuta7watanabe:20191210040852j:plain

この子はカミナリ。