自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

207 きょり感

私より先にセネガルへ来た先輩のボランティアの方々が、日本へ帰国しました。

これで、私たち同期(2018年度1次隊)のボランティアが一番の「古株」になります。

 

一番長くセネガルに居るということは、残りがあとわずかになったことを意味します。

 

日本へ帰る人がいれば、新しい人も来ます。

今回も新しいボランティアの方々がやってきました。

初めて会うと、とてもうれしいです。

 

初対面の時、お互いに自己紹介をする時の距離感が、日本人とセネガル人では大きく違います。

 

日本人同士だと敬語を使った丁寧なあいさつをします。

セネガルに来たばかりの日本人と会うと、この距離感を感じます。

(久しぶりの感じだ。)と感じます。

 

それがセネガル人相手だと初対面でも距離感が近いです。

握手してあいさつをします。

 

混雑したバスでは、日本では考えられないほど密着して座ります。

いきなり来客した知らない私たちに食事をふるまってくれます。

 

人への接し方の基準が違っているからこその違いだと思います。

失礼っていうことじゃなくて「親しみ」を感じることができるコミュニケーションだと私は思います。

 

セネガル人の男の人と話している時、話に夢中になって、だんだん顔が近づいてきて、もう耳の側まできて、(つばかかってるよ!)と思いながら話すときがあります。

ソファの真ん中で話をしているのに、いつの間にかぴったりと密着していて、気付いたらソファの端まで移動していたこともありました。

男友達同士でも手をつないで、道を歩くこともあります。

 

そういった距離感の違いが面白い。

 

 

今後、西アフリカでは、どの国でも統一した「ECO(エコ)」という通貨に変わる動きがあります。

現在セネガルで使われている「FCFA(フランセーファ)」というお金はもう長くは使われないかもしれません。

f:id:yuta7watanabe:20200114052211j:plain
f:id:yuta7watanabe:20200114052125j:plain

これは、1000フラン(200円)です。

この札を使うお金の感覚は、日本で千円を使う感覚と同じです。

物価が違うので、

日本でのこのお札は200円の価値ですが、セネガルでは1000円を使うような感覚で使うという意味です。

 

表と裏ですが、どちらもセロハンテープでちぎれた部分を止めています。

ちぎれていても、セロハンで止めていれば使えちゃうのです。

 

一部分がちぎれて欠けているとしても、使えることができちゃいます。

でも、それを嫌がる人もセネガル人の中にはいます。

私は、おつりをもらう時は、札の状態がどうかをチェックする癖がついています。