自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

214 粉々チョーク

小学校では、子供たちが使うノートのような存在の小さな黒板、通称「アルドワーズ」を授業で使うことが定番です。

これを使う時に必ずセットで使うものが、チョークです。

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小学校で使われているチョークは、日本のチョークと比べて、とても折れやすいです。

質がかなり悪いので、ほんのちょっと力を加えると、次々ポキポキ折れます。

子供は、特にチョークを折ります。

持っているチョークは、もはやチョークの「かけら」です。

書いても折るし、リュックに入れて持ち歩いても折ります。

つまめる程度に小さくなったチョークを使っています。

 

(長いの使えばいいのに…)

と思うことがよくあります。

 

子供がチョークがない時、先生が、ない子へチョークを配ることは今まで何回も見ました。

最近なんと、子供が先生からチョークを買うところを見かけました。

チョーク1本もらうのに、50フラン(10円)を出して買っていました。

チョークはタダ(無料)じゃないので、子供たちは小さくても我慢して使っているのかもしれません。

1本のチョークを買うのにもお金を払うことは、かなりの出費でしょう。

 

ある先生と話をしていて、

「日本人は、給料たくさんもらってるんでしょ?」

と言われました。

「私はボランティアだから、家の家賃と食費をもらっているだけだよ。たくさんはもらってないよ。」

という流れから、教員の給料の話になりました。

 

その先生は、

「先生たちは、ひと月15万フラン(3万円)〜30万フラン(6万円)の間で、毎月の終わりにもらっているよ。」

と教えてくれました。

 

「日本に連れていってくれよ。」

とお願いしてくる人がいますが、物価の違いがあるので、セネガルで日本への飛行機代を貯めるだけでかなり難しいです。

 

20代の若い先生が、セネガルから日本への飛行機代の100万フラン(20万円)を集めるとなると、給料を丸々貯めても7ヶ月分はかかるからです。

 

このような物価の違いから、お金に対する価値観は日本とセネガルでは大きく違うのです。

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友達のセネガル人の家の庭で時々スイカを食べます。

私が、種を砂にプップッと飛ばします。

後で、鳥たちがその種をつついて食べます。

 

私が、食べ終わったスイカの皮を置きます。

後で、鳥たちがその皮をつついて食べます。

 

よくできた流れです。

 

鳥たちは、スイカを食べた後、まとまって木の下で集まって休みます。