自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

215 こめ

セネガルでも米は主食です。

日本と同じです。


セネガルでは、

1 香辛料、調味料などを混ぜて炊いた味付き米料理

2 野菜ソースをかけて食べる白飯料理

の2種類がメイン料理です。

 

セネガル飯はおいしいです。

が、米やソースの味付けは濃い目で辛口。

合わせて、油多めなので、パンチが効いています。

日本の米そのものの味を引き出すような和食とは対極です。

 

近所でいつも買っている米をじっくり味わってみようじゃないかと思いつき、

一人で「利き米」をしました。

 

いつもは「1㎏ずつ買ってなくなったら次を買う」というようにしているので、

同時に2種類以上の米を食べ比べたことがなかったです。

 

商店で米を買う時は、はかりを使って、米をすくって袋に入れてくれます。 

よく売られているメーカーの米3種類を比べました。

 

左の米のおばちゃんは、セネガルのどこに行っても見かけるほど有名な袋です。

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左から 1㎏ 325フラン(65円)、400フラン(80円)、450フラン(90円)

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米の形は、それぞれ違います。

左と右は、形がいびつで、小粒です。

真ん中は、形が丸く、形は日本の米に近いです。

 

同時に食べないと比較ができないので、

2つの鍋で同時に米を炊き、2種類ずつ何日か食べ比べてみました。

 

いつもよりよ〜く味わって食べた結果、

 

噛んでも噛んでも、甘みが… 

全く出てこない。

 

やっぱり日本の米がうますぎるのです。

私の体に染み付いている味は、日本の米なのです。

ずっと食べていませんが、味は覚えているものです。

 

この3種類では、日本の米と形の近い真ん中の米が、ほんのちょっとだけおいしく感じました。

 

 

番外編。

首都ダカールで売っている「OISHIYA Japanese Style」も買って比較してみました。

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寿司用の米となっています。

袋の右側には、「美味しい大和」と書いてあります。

 

どこで作られているかみると、

U.E = Union européenne  = ヨーロッパ連合 

でした。

フランスの地名が書かれているので、おそらくフランスで作られたものです。

 

この米は首都ダカールのスーパーで買えます。

1㎏ 2590フラン(518円)でした。

地方で買う米と桁が1つ違いました。

米の形は、一番日本の米に似ています。

 

これもよく味わった結果、

さっきの3種類の中のお気に入り米より、ほんの、ほんのちょっとだけ美味しい、が本音です。

 

やっぱり日本の米が最強なのです。

 

セネガル米あるある。

買った米をみると、色々入っているんです。

小さい虫、

野菜の皮の乾いた破片、

黒い米、

そして、一番の天敵は、

石。

 

ボランティアで来た日本人が医者へ行く原因として多いのが、

「米に混ざった石を噛んで歯が欠けた」だそうです。

 

何回かくらったせいか、私も歯医者に2度お世話になりました。

本当に小さい敵と闘っています。