生活していると、住んでいる人々の傾向がつかめてきます。
公共の文書は、全てフランス語でやり取りされています。
だけど、フランス語を話せない人が多くいます。
女性のほとんどの人がウォロフ語を使って話します。
フランス語を話せる女性には、ほとんど出会いません。感覚的には全体の1割くらいです。
子供達は、生まれてから小学校に通うまで、ウォロフ語を使います。
小学校での授業はフランス語で行われます。
セネガルの文化としてあるのが、家事の担当は女性が行うというものです。
家での生活を中心にしていると、フランス語を使う必要がなく、だんだんと話さなくなっていきます。
働いてる女性は、フランス語を使う必要があり、話せる人ばかりです。
その場合、家事は、お手伝いさんを雇うそうです。
学校に通っていれば、ある程度フランス語は話せるようになる仕組みになっています。
家の事情で学校に行かない、仕事でフランス語を話すことがない環境だとウォロフ語しか話せなくなってきます。
フランス語を話せなければ、仕事が限定されます。
仕事が限られると、稼ぎに影響して、子供を学校に通わせるのが難しくなります。
貧困が、子供の世代へと引き継がれているのは、公用語であるフランス語が話せるかどうかに関わっていることが分かりました。
算数の授業に関わっていますが、フランス語の授業も見る機会があります。
子供と一緒に発音や、会話練習をしてます。
ほうきです。藁(わら)を束ねて、ひもで縛っただけなものです。短いので、腰を曲げて、低いところで、掃き掃除をしています。