自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

185 旧駅

私が住む町ルーガは首都から約200Km離れた地方にあり、のんびりとした雰囲気に包まれています。 日差しが刺さる砂の上を歩いていて、周りに建物が何もないと、自分1人だけの無音の世界を歩いている気分になります。 暑い中歩くことに体が耐えられるようにな…

184 母国語

私はセネガルの小学校で様々な先生の算数の授業をよく見学しますが、ウォロフ語の授業もたまに見学します。 日本でいう国語の授業が、セネガルではウォロフ語の授業です。 実は、ウォロフ語は母国語にもかかわらず、授業化となったのは2018年10月からでした…

183 雨浴び

朝がほんのちょっとだけ涼しくなりました。 10月中旬に雨が降ってからは、雨が降っていません。 乾季に入ったのでしょうか。 雨が降る前、ほとんどの場合、強い風が吹きはじめ「今から降るぞ。」的な空気になるので、降ることが察知できます。 そして、ゲリ…

182 タリべ

セネガルで「タリべ」と呼ばれる少年たちがいます。 この少年たちは、朝、家から外へ出た時に必ず顔を合わせます。 この子たちは初対面の場合、 「お金が欲しい。」と言って近づいてきます。 タリべとは、 イスラム教の神聖な書物「コーラン」を学ぶ学校に通…

181 クラス替え

セネガルの小学校ではクラス替えなし。 例えば、ある小学校には3年生のクラスが2クラスあります。 A組は50人。 B組には56人います。 なぜ、人数がずれているのか? それは1年生からクラス替えがなく、そのまま同じクラスのまま、学年が上がっていくからで…

180 日本の足跡

教室の前に5人の子供が立っていました。 他の子供はすでに席に座っているのに。 その小学5年生の子供たちはとても暗い表情をして、うつむいていました。 近くの先生に、 「あの子たちは、何をしているの?」 と聞くと、 「あの子たちは、留年した子たちだ…

179 テランガ

セネガルには「テランガ」という日本でいう「おもてなし」の意味の言葉があります。 心がおおらかなセネガル人は、人に与える心をもっています。 見返りを求めずに与えるのです。 社交辞令じゃなく、その言葉の意味通り 「ご飯食べに来なよ!」 と自宅に招待…

178 ズボン買えば学生が儲かる

セネガルでは私は外国人。 「シノワ(中国人)だ!」 と道を歩いていると、まず言われます。 これは来た時から変わらず言われています。 そんな時、私は「ジャポネ(日本人)ですよ。」 と穏やかに訂正します。 たまに、初めから 「ジャポネ(日本人)だ!」…

177 日本とつながる

日本の小学校との交流2回目をしました。 今回は、私の友達が担任をしている埼玉県の小学2年生との交流でした。 時差9時間というのを考えて、 日本の授業開始を15時、 セネガルの開始を朝6時、の早朝バージョンで授業をしました。 今回の相手は、2年生。…