自分道じぶんどう

アフリカは、セネガル。青年海外協力隊。

154 新境地

初めて、教員養成校で、講義をしました。

これは、自分にとって必要な一歩でした。


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「ルーガ州教員養成センター」は、私の配属先です。

私は「養成校」と呼んでいます。

ここは、教員になる人のための学校です。

 

JICA(ジャイカ)ではボランティアという立場ですが、私は、養成校の職員として活動しています。つまり、ホームです。

 

セネガルでは、教員になるための試験が先にあります。

試験に合格した人が、養成校へ派遣されます。

 

養成校は、セネガルの地方ごとに、13ヶ所あります。

例年、全ての養成校が開校するのですが、今年は例外で、6つしか開校されませんでした。

 

私が住むルーガの養成校は、無事に開校されました。

今、300人の教員候補の学生が通っています。

 

去年の8〜9月の間、1ヵ月間だけ講義を見る期間がありました。

この時、講義を聞いていたのですが、何を言っているのか全く分からない状態でした。

ゼロでした。

私が学生の前で講義をするのは、ずいぶん先のことだと考えていました。

 

今も、講義を聞いていますが、以前に比べて、ほんのちょっとだけ話が分かるようになりました。文字通り、ほんのちょっとだけです。

それは、1、2、3学期と小学校へ通い、教育に関する言葉に少し強くなった分です。

 

大きく変わったのは、自分の考え方です。

前は、言葉がある程度話せなくては、学生の前に立つことはできない、と考えていました。

 

今は、変わりました。

言葉はぎこちなくても、伝えたいことをはっきりもっていれば伝わる、と考えています。

だから、講義のスライドを用意して、ジェスチャー使って、気持ち入れて、言葉はそこまで追っつかなくても、堂々と話すことができました。

 

講義するに当たって、協力者がいました。

それは、算数を専門に学生に教えているセネガル人講師の先生です。

私が話した後に、言葉を添えて、サポートしてくれました。

 

そして、学生のみなさん。

聞いているだけの講義ではつまらないので、参加型の講義。講義というか研修に近い形で行いました。

学生は、楽しんでいました。そして、自分も楽しめました。

 

終わったあと、一部の生徒たちと話しました。

「フランス語、聞きとれなかったでしょ?」

A「そんなことない、言いたいことがよくわかった。」

B「とても勉強になった、もっと算数のことを教えてよ。」

 

みんなのためにやった講義のはずなのに、私のためになっていました。

学生の声は、私にとって、大きな力になって、そして、やる気が出ました。

学生といっても、もはや仲間です。

 

3クラスあり、大きいクラスは100人近くいます。

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新しい一歩が踏めたら、あとは、歩き続けるだけです。