自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

154 新境地

私はセネガルに来て初めて、教員養成センターで授業をしました。

これは自分にとって必要な一歩でした。


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「ルーガ州教員養成センター」は私の配属先です。

私は「養成校」と呼んでいます。

ここは教員になるための通う学校です。

 

私はJICA(ジャイカ)からボランティアとして派遣されていますが、セネガルでは養成校の職員の1人として活動しています。

1年中、ここが開いているわけではなく一定期間しか開校していないため、それ以外は小学校でも活動しているというわけです。

 

セネガルでは、教員になりたい人はまず、この養成校に入る試験を受けます。

試験に合格した人が養成校へ入ることができるのです。

 

養成校はセネガルの国内、地方ごとに13ヶ所あります。

例年、全ての養成校が開校するのですが、今年は6つしか開校されませんでした。

 

私が住むルーガの養成校は、無事に開校されました。

今(2019年7月)は、300人の教員候補生が通っています。

 

去年(2018年)の8〜9月の間は、1ヵ月間だけ講義の期間があり、私は見学で授業を回らせてもらっていました。

そして、今年(2019年)になり、私はようやく自分の授業をすることができたのです。

言葉はぎこちなくても、伝えたいことをはっきりもっていれば伝わると考えています。

私は授業のスライドを用意し、ジェスチャー使って話しました。

 

教員養成校で授業をするに当たって、協力者がいました。

それは、算数を専門に学生に教えているセネガル人の先生です。

私が話した後に、説明を足してサポートしてくれました。

 

そして、学生のみなさん。

聞いているだけではつまらないので、参加型の授業にしました。

学生は楽しんでいました。

そして、自分も楽しめました。

 

終わったあと、一部の生徒たちと話しました。

私「フランス語での授業わからなかった?」

A「そんなことない、言いたいことがよくわかった。」

B「とても勉強になった、もっと算数のことを教えてよ。」

 

みんなのためにやった講義のはずなのに、私のためになっていました。

学生の声は、私にとって大きな力になって、そして次へのやる気が出ました。

学生といっても、仲間という感覚です。

 

3クラスあり、大きいクラスは100人近くいます。

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新しい一歩が踏めたので、あとは歩き続けるだけです。