自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

160 いいえ

フランス語で、

「はい」はOui.(ウィ)。「いいえ」はNon.(ノン)。

 

ウォロフ語で、

「はい」はワォ。「いいえ」は、デーデット。

 

セネガルでの生活で、今だに一瞬止まって考えてしまう瞬間があります。

それは「いいえ」と言われたときです。

 

小学校では、必要な文房具を持ってない子がたくさんいます。

こんな会話をよくします。

 

私「ボールペン持ってないの?」

子「いいえ。(首を横にふる)」

私「・・・、持ってないのね。」

 

日本なら、

私「ボールペン持ってないの?」

子「はい。」

私「持ってないのね。」

 

英語でもそうですが、

セネガルでは、持っていれば「はい。」、持っていなければ「いいえ。」です。

日本では、質問に対して「はい。」「いいえ。」を答えます。

 

日本語に慣れていると、逆転現象が起き、混乱します。

初めの頃は、(どっち?)となって、もう1回聞きなおしていました。

今だに一瞬止まって考えて「はい。」か「いいえ。」を言えばいいか判断しています。

 

「この料理、食べたことない?」

「はい。あります。」

というように答えないといけないからです。

 

日本人の当たり前が、相手には当たり前じゃないことをはっきりと感じます。

そういえば、車の進行方向が逆というのは、ずいぶん慣れたことです。

 

野生のラクダを遠目に1度だけ見かけたことがあったので、近くで見たいと思っていました。

近くで見たい好奇心から、私は地方のさらに奥地へと探検へ行きました。

地域住民のラクダ情報を頼りに探した結果、なんと発見!

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広大な土地に3頭が群れていました。

 

正面から見たくて正面にまわり込もうとしましたが、なんせ足が速い!

タッタッタッと余裕で走っているように見えて、すんごいスピードで走り去っていきました。

ダッシュでしばらく追いかけましたが、まかれました。