自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

192 兄弟

知り合いのセネガル人2人が会話をしていました。

1人が私に、

「この人は俺の一番上の兄なんだ。」

と言ってきました。

 

2人の顔を横並びで見ると似ているように見えたので、

「えぇ!?そうなの?」

とリアクションしました。

「いやぁ、本当の兄弟じゃなくてさ。例えば、年の同じ人同士で兄弟っていうようなことがあるじゃん?」

と、親しみをこめたただの呼び名、であることを説明されました。

 

そう呼ぶ感覚は分かるけど。

ちょっと2人が似ていたからさ。

セネガルは子沢山の家庭が多いので、信じてしまったのです。

 

セネガル人の家族は、基本、大家族です。

少なくとも地方の生活で、1人暮らしをしているという人をまだ知りません。

そのような物件もないです。

1つの家の敷地内に住んでいる人数がとにかく多いです。

 

友達の家に訪れたときは、まず、家の中にいる全員のところに顔を出し、あいさつします。

そんな時、

「この人は、嫁の◯◯(名前)。」

「この子は、子供の◯◯。」

「この人は、弟の奥さんの◯◯。」

「この子は、姪っ子の◯◯。」

「この人は、友達の◯◯。」

みたいにパッパッと紹介されます。

 

さらに近所を歩くと、

「この人は、昔からの知り合いの◯◯。」

 

という風に、次から次へと登場人物が出てきます。

1回じゃ到底覚えられません。

 

兄弟家族が一緒に住んでいることが多く、2つ以上の家族が共有の家に住んでいます。

 

私自身が、

「2人兄弟だよ。」

と言うと、(少なっ!)というリアクションをされます。

セネガルでは、大兄弟、大姉妹が当たり前の世界だからです。

 

セネガルの小学校に行くと、

子供たちも、

「俺の兄弟だよ。」

と次から次へと紹介してくることもあります。

 

セネガル人の家に行くと、大家族の一員になる体験ができます。

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私の友達の家にある木が久しぶりに訪れると、なんと大胆に坊主になっていました。

(木は、日陰ができていいよなぁ)と前に思ったのに、、

 

まぁきっと伸びるか。