知り合いのセネガル人2人が会話をしていました。
1人が私に、
「この人は俺の一番上の兄なんだ。」
と言ってきました。
2人の顔を横並びで見ると似ているように見えたので、
「えぇ!?そうなの?」
とリアクションしました。
「いやぁ、本当の兄弟じゃなくてさ。例えば、年の同じ人同士で兄弟っていうようなことがあるじゃん?」
と、親しみをこめたただの呼び名、であることを説明されました。
そう呼ぶ感覚は分かるけど。
ちょっと2人が似ていたからさ。
セネガルは子沢山の家庭が多いので、信じてしまったのです。
セネガル人の家族は、基本、大家族です。
少なくとも地方の生活で、1人暮らしをしているという人をまだ知りません。
そのような物件もないです。
1つの家の敷地内に住んでいる人数がとにかく多いです。
友達の家に訪れたときは、まず、家の中にいる全員のところに顔を出し、あいさつします。
そんな時、
「この人は、嫁の◯◯(名前)。」
「この子は、子供の◯◯。」
「この人は、弟の奥さんの◯◯。」
「この子は、姪っ子の◯◯。」
「この人は、友達の◯◯。」
みたいにパッパッと紹介されます。
さらに近所を歩くと、
「この人は、昔からの知り合いの◯◯。」
という風に、次から次へと登場人物が出てきます。
1回じゃ到底覚えられません。
兄弟家族が一緒に住んでいることが多く、2つ以上の家族が共有の家に住んでいます。
私自身が、
「2人兄弟だよ。」
と言うと、(少なっ!)というリアクションをされます。
セネガルでは、大兄弟、大姉妹が当たり前の世界だからです。
セネガルの小学校に行くと、
子供たちも、
「俺の兄弟だよ。」
と次から次へと紹介してくることもあります。
セネガル人の家に行くと、大家族の一員になる体験ができます。
私の友達の家にある木が久しぶりに訪れると、なんと大胆に坊主になっていました。
(木は、日陰ができていいよなぁ)と前に思ったのに、、
まぁきっと伸びるか。