小学校の休み時間。
学校に1つしかない蛇口に子供が群がります。
みんなが水を飲みにきます。
さらに、男子は頭から水をじゃぶじゃぶかぶります。
気持ち良さそうにかぶります。
今週、砂嵐の日がありました。
風が強く、景色は真っ白になりました。
こういう時、意外にも敏感に反応するセネガル人。
布を顔に巻いて口に砂が入らないようにしたり、
持っていたの?と思うマスクをここぞとばかり使ったりしていました。
半日外にいたら、顔はざらざら。
砂コーティングされました。
砂が吹き荒れると、普段は使わないあいさつがいつものあいさつに追加されます。
それは、
「ちりはどうだい?」
これが加えられます。
私は返事をします。
「ちり、多すぎるよ!」
特に内容のないあいさつですが、セネガルでは言葉のキャッチボールが大切にされています。
砂が吹き荒れると、
日本では考えられない1つの仕事が増えます。
それは「部屋の掃除」です。
部屋の床に砂がうっすらコーティングされるのです。
窓を閉めていても?
そうなんです。
家に付いている窓を全て閉めていても、砂が溜まります。
これは、
日本ほどしっかりとした作りの窓ではないため、各窓に少しすきまがあるのです。
絶対に閉まらない年中無休のオープンな窓があるのです。
そのため、砂を完全に防ぐことができません。
日常的に砂が入ってくるので、
部屋ではサンダルを履いて、生活を送っています。
広い部屋の床の砂をほうきで掃くと、部屋の中に砂ぼこりが舞い上がります。
部屋の中でもむせます。
左 家の中の砂です。
日本の部屋の中でここまでの砂は絶対に積もりません。
漂う砂が落ち着いた後も、遠くの方ではまだ茶色くぼやけた風景が広がっていました。