自分道 Jibun-Dou

アフリカはセネガル。青年海外協力隊。

146 進級か留年

2019年6月9日は「聖霊降臨日」の振替休日でした。

これは、キリスト教の祝日で、クリスマスやイースターと並ぶ3大祝日だそうです。

 

セネガルの小学校ではもう授業が終わりました。

あとはテストのみです。

今週の予定は、火、水、木、金が全てテストです。

 

セネガルでは、

1学期が10〜12月。

2学期が1〜3月。 

3学期が4〜6月。 となっています。

今回の3学期末のテストの成績で、子供たちが次の学年へ進めるかどうかが決まります。

日本とは違い全員が確実に進級することがないのです。

今までの1、2学期のテストの成績と合わせて3回のテストの平均点が合格点に達すると、次の学年に上がれます。

 

前に、教室で、こんな話を耳にしました。

 

1年生の先生、同僚女性

「あの子は、4回1年生をやっているの。話を聞いてないから、計算の仕組みが分かってないの。」という話です。

 

これは衝撃でした。

4回ということは、4年間、1年生の教室で勉強しているということ。

その子の様子を見ていると、集中力がなくて話を聞いていませんでした。

4年も同じ学年のまま進まないとやる気は続かないだろうし、自分だったら... きついと考えました。

留年が決まったタイミングで、他の学校へ転校する子も過去にいたそうです。

 

今週は、1〜5年生がテストを受けます。

6年生はというと、別日にテストがあります。

6年生は小学校最後のテストなので、合格すると「修了証明書」が出ます。

他の学年より特別なテストという位置付けになっています。

 

この6年生のテストの通過率は地域差はありますが、60%前後と聞きました。

10人に6人が通過、4人が留年ということになります。

 

セネガルでは、留年を続ける間に、学校へ通うことをあきらめてしまう子供がいることが、問題の1つとなっています。

 


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前から気になっていた、よく売られている「マッド(ウォロフ語)」という果物を買ってみました。

買うときに、

「フランス語でこれはなんて言いますか?」と聞きました。

「マッドは…マッドだよ。フランス語は分からない。」

と言われました。

 

手のひらにおさまらない大きさです。


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割って見るとはじめから2つに割れた実が出てきました。

いい黄色です。

 

食べてみたら、とんでもなく酸っぱいです。

これは思い出すだけで、酸っぱい。 

実には、20個以上の種が入っていました。

ジューシーでしたが、酸っぱすぎて食べているとき目の下から汗が出ていました。

 

これはセネガルでは子供がよく食べています。

酸っぱいものがみんな好きです。