2019年6月9日は「聖霊降臨日」の振替休日でした。
これは、キリスト教の祝日で、クリスマスやイースターと並ぶ3大祝日だそうです。
セネガルの小学校ではもう授業が終わりました。
あとはテストのみです。
今週の予定は、火、水、木、金が全てテストです。
セネガルでは、
1学期が10〜12月。
2学期が1〜3月。
3学期が4〜6月。 となっています。
今回の3学期末のテストの成績で、子供たちが次の学年へ進めるかどうかが決まります。
日本とは違い全員が確実に進級することがないのです。
今までの1、2学期のテストの成績と合わせて3回のテストの平均点が合格点に達すると、次の学年に上がれます。
前に、教室で、こんな話を耳にしました。
1年生の先生、同僚女性
「あの子は、4回1年生をやっているの。話を聞いてないから、計算の仕組みが分かってないの。」という話です。
これは衝撃でした。
4回ということは、4年間、1年生の教室で勉強しているということ。
その子の様子を見ていると、集中力がなくて話を聞いていませんでした。
4年も同じ学年のまま進まないとやる気は続かないだろうし、自分だったら... きついと考えました。
留年が決まったタイミングで、他の学校へ転校する子も過去にいたそうです。
今週は、1〜5年生がテストを受けます。
6年生はというと、別日にテストがあります。
6年生は小学校最後のテストなので、合格すると「修了証明書」が出ます。
他の学年より特別なテストという位置付けになっています。
この6年生のテストの通過率は地域差はありますが、60%前後と聞きました。
10人に6人が通過、4人が留年ということになります。
セネガルでは、留年を続ける間に、学校へ通うことをあきらめてしまう子供がいることが、問題の1つとなっています。
前から気になっていた、よく売られている「マッド(ウォロフ語)」という果物を買ってみました。
買うときに、
「フランス語でこれはなんて言いますか?」と聞きました。
「マッドは…マッドだよ。フランス語は分からない。」
と言われました。
手のひらにおさまらない大きさです。
割って見るとはじめから2つに割れた実が出てきました。
いい黄色です。
食べてみたら、とんでもなく酸っぱいです。
これは思い出すだけで、酸っぱい。
実には、20個以上の種が入っていました。
ジューシーでしたが、酸っぱすぎて食べているとき目の下から汗が出ていました。
これはセネガルでは子供がよく食べています。
酸っぱいものがみんな好きです。